Column_26-30 of アラスサッカーセンター緑山スクール

コラム


ワールドカップ6大会連続出場の意義

2017-9-4

アラス.コラム vol.31

 日本代表が様々な難しい状況をはねのけ宿敵オーストラリアをホームで撃破し、6大会連続のワールドカップ出場を決めた。これは、とても喜ばしい結果であることはいうまでもない。

bsfbadbjsdy.jpg高い位置からのプレスが戦術としてハマったオーストラリア戦

 しかしながら突破する事が目的ではない。本戦でベスト16突破するためには6大会連続出場の意義をもう一度捉え直す必要がある。

 この世界記録でもある6大会連続出場は、「国民=サポーター」が継続してワールドカップ出場しているといった経験を積んでこれた20年であり、また厳しい目を持ったメディアの成長がどの国においてもサッカーの発展には不可欠なものである。

 そして世界基準のサッカーに必要なファクターはフィジカルと戦術、つまり頭のスピード。加えて長けているとされるテクニックはフィジカルとスピードの中で発揮する事。

その基礎はまさにU12世代で獲得しておかなくてはならない命題と捉えている。

 これらは日本サッカーの歴史であり財産であると・・・そしてまた、その財産を積み重ねて行くことが出来るという事の意義を感じ取ることが出来たワールドカップアジア予選であった。

基本×個性=ストロングポイント

2016-4-3 リライト

アラス.コラム vol.29.30

「基本」×「個性」=「ストロングポイント」
基本を大切に。その上に個性を乗せストロングポイントとしてサッカーを楽しむ。両者をタイミングよく磨く。アラス指導理念の礎となっています。

もともとコツコツタイプの私ではあったのですが、いつもすぐになんとなく途中まではできてしまいスピードがあったせいかなかなか基本をつきつめるようなタイプではありませんでした。
そこにはある理由がありました。

soccer 033.jpg地域巡回指導のようす03_soccer.jpg横浜国際プールサッカークリニックDSCctdhgjfgkF0060.jpg開校当時のアラスサッカーセンター

基礎の大切さ

今は亡き私たち大学サッカー部の部長先生は日本サッカー協会の指導者ライセンス制度を築いたサッカー界の恩師。当時日本サッカー協会理事兼技術委員長を務めていらっしゃいました。大学現役時代ははじめは恐れおおく自分から話しかけることすらできなかったくらい存在の大きな方でした。

その先生からトップに行けばいくほど「基礎が重要である」ということを学びました。そして卒業間際に「世界を見てサッカーをしなさい。」とお言葉をいただきました。

当時チームに入りたての私には、先生のおっしゃる事の意味やありがたみすら理解できていませんでした。私は高校生年代では横浜市優勝、神奈川県ベスト8程度のチームから関東大学サッカー1部の大学を目指し、無謀にも日本一の大学サッカー部に入部しました。まったくの井の中の蛙だったわけです。

その当時はまだプロサッカーリーグは無く、大学サッカー界には当時の日本を代表するような選手がゴロゴロいました。サッカー日本代表のキャプテンは一つ先輩キャプテン(現順天堂大学堀池監督)が務めていました。卒業して5年後にJリーグが発足し、日本リーグで現役を続けたみんなはJリーガーとなりました。今では鹿島アントラーズの石井監督は大学同期のキャプテン、ガンバ大阪の長谷川監督はとなりの筑波大学キャプテンでした。そんな世代です。

ある決意

「サッカーで生計をたてる」と覚悟を決めて大学に進学した私は、先生のご尽力もあり日本リーグ2部の現役選手としての内定をいただきました。

しかしながら大学サッカー4年間で選手として苦しんだ私は

「小学校時代に良い環境で過ごした選手たちには大人になってからではなかなか追いつけない」と身を持って学んでいたのでした。

悩みに悩んだ末、地元地域のサッカー育成環境を整備するコトを夢見て現役を退いてからではなく、

早い時期からサッカー育成プロ指導者を目指す道を選択しました。

 そこから私は様々な試行錯誤を繰り返します。

浦和スポーツクラブ、クーバーコーチング、オランダアヤックス、フランスボルドー/マルセイユ、スペインレアルマドリッド/スペインサッカー協会内部研修などなど・・・、そして15年後、私のつたない育成指導者経験のなかで

地元横浜サッカー協会育成部横浜トレセンU_12の仕事をする機会に恵まれました。

そして約10年間マリノスにて月一回の育成部会、トレーニング、メインコーチとして年間60試合もの招待大会、3度に渡る韓国遠征(日中韓親善大会)日本監督…と若き才能溢れる選手たちと真剣なサッカー育成環境を過ごしました。
そんなある時招待試合で

アルゼンチン・ボカジュニアーズU_12と対戦

する機会がありました。あのマラドーナやリケルメを輩出したトヨタカップ常連の南米名門クラブです。
wrp jg.jpgボカジュニアーズとの対戦の中には現Jリーガーも

ここである分岐点を迎えるコトになります。

未知との遭遇

これまで取り組んできたサッカー育成環境づくりへの考え方が完全に覆されました。

大敗していうのもなんとも情けない話なのですが「記念すべきゲーム」となりました。スコアこそ0_2ですが、相手キックオフから3分間ボールに触らして貰えることなくスーパーゴールを決められてしまいます。その後もボール際での攻防、ボールのない場所での視野の駆け引き、また審判の目を欺くような技術などなど…。まったく歯が立ちませんでした。負けたくせに喜びの鳥肌がおさまらない

なんとも奇妙なゲームとなったのです。

私の今のサッカー育成環境づくりはこの試合終了のホイッスルから始まっていました。ゲームのビデオを100回以上観たのを覚えています。ただ、何度見てもベンチで闘ったあの感覚は二度と味わうコトはありませんでした。

詳しい内容はアラス.コラム vol.03 「少年サッカー世界基準ゲーム」をご覧ください。

コラム03はコチラ

「何故こんなコトが小学生で出来るのか。」

寝ても覚めてもさらに考え続けました。地球の裏側では確実に存在しているのです。ボールを止める、蹴る、運ぶ、状況を観る、駆け引きを楽しむ。日本でもできるはずだと考えました。

まだまだ10年

IMG_1706.JPG2015年度卒業記念大会IMG_1722.JPG休憩でパンと牛乳をおいしそうに頬ばる選手たち
サッカー育成指導者生活20年。アラス独立10年。私は様々なサッカースクールやトレセン活動など、たくさんの選手たち、そして指導者を見てきました。サッカーに正解はありません。むしろ近代サッカーは年々刻々と進化し続けています。何がサッカーに必要な指導なのかという探究に終わりなどないのです。

スピードとパワーの中で自分の得意なプレーを発揮できる選手育成。けして早熟な小学生ではなくても、今でも将来でも通用する選手を育成する指導環境。
そしてはじめての子でもだれでもサッカーを楽しめるサッカーセンター。

これからも現役。

matsumoto@pitti.jpgまだまだがんばりますよー
指導者として自分の感性を信じ、選手たちを師とサッカーを楽しみながら継続していきます。

ロンドン『ウエンブリー』出張レポート

2013-12-20

アラス.コラム vol.28

行ってきました! サッカーの聖地『ウエンブリースタジアム』

DSC_0242.jpg

・①2014ブラジルW杯ヨーロッパ予選グループH 第7節
 イングランドvsモルドバ 4-0
・②ダノンネーションズカップ2013(U-12世界大会)順位決定戦
 日本代表世界3位。MVP日本代表。フェアプレー賞日本代表。
・③ロンドンサッカースク-ル訪問

DSC_0099.jpgDSC_0099.jpg①聖地ウエンブリーでのFIFAアンセム。心が打たれました。MVPはスティブン・ジェラード。攻撃はウイルシャー、守備ではアシュリーコールの出来が特に素晴らしかった。DSC_0235.jpgDSC_0235.jpg①1966年W杯イングランド大会決勝のクロスバー。イングランドで開催されたFIFAワールドカップ第8回大会決勝、イングランド代表が延長戦の末4-2で西ドイツ代表を破った決勝戦。90分で勝負がつかず2-2で迎えた延長戦、イングランドのハーストのシュートはクロスバーに当たり真下に落下。ゴールラインを割ってはいないように見えるが・・・という今も語り継がれる有名な疑惑のゴールがあった試合。ゴードン・バンクス、ボビー・ムーア、ボビー・チャールトンらを擁した地元イングランドが聖地ウェンブリーでワールドカップ初優勝。DSC_0232.jpgDSC_0232.jpg①THE FA 150周年。歴史の深さを感じます。DSC_0108.jpgDSC_0108.jpg①この日のゲームは4-0でイングランドの圧勝。これでモンテネグロを振り切り一気に首位に浮上。DSC_0187.jpgDSC_0187.jpg②いよいよダノンカップ最終日。ゲームの合間はフリースタイルや有名グループのミニコンサートなどで大会を盛り上げます。DSC_0171.jpgDSC_0171.jpg②シートはなんとロイヤルボックス。スペインサッカー協会との仕事でデル・ボスケさんとワインを飲みながら観戦して以来です。DSC_0167.jpgDSC_0167.jpg②偶然にもサッカーの神様?がくださったロイヤルボックス。。。さすがにこういった場所は今回で最後かなぁ・・・。DSC_0183.jpgDSC_0183.jpg②ゲーム分析は14時から18時まで続きます。確実に現時点での世界基準をつかみました。DSC_0198.jpgDSC_0198.jpg②決勝戦ブラジルvsフランス。結果は 0-0。 PKでフランスが世界一に。DSC_0212.jpgDSC_0212.jpg②アイルランドを2-0で破り見事世界3位を決めた日本代表(横浜FマリノスプライマリーU-12)フェアプレー賞。大会MVPも日本代表に。DSC_0069.jpgDSC_0069.jpg③ウエンブリー隣接のサッカースクール訪問。

 これは夢の中?・・・と思わされるフットボールの世界を体感してきました

 W杯ヨーロッパ予選混戦のH組。最も厳しいとれるヨーロッパ予選の絶対に落とせないホームゲーム。150周年を迎えたイングランドはゲーム前、まるで映画ラストのシーンのような幻想的なクラシック音楽と映像で過去から現代の代表を表現します。間髪入れずにFIFAアンセムから選手入場、国歌斉唱。

言葉を失いました。

 ダノンネーションズカップ2013

 子供たちの世界大会では、代表ユニフォームをまとった世界32か国の選手たちが、ハーフコートで9v9で闘います。ドイツ、イングランド、アメリカなどは強いフィジカルに早いカウンターのサッカー。体格・スピードともに迫力は中学2年生くらい。スペインは緻密なサポートの質で美しいトライアングルとダイヤモンドを形成。ブラジルは4-4-2を思わせるしっかりとした2-4-2から個人技で勝負します。

各国A代表そのもののサッカーです。

 サッカーの上手な国とは

 そんな中、スピードとパワーのみならず相手の逆をとるサッカーの技術、そしてゲームを読むチカラが高い国がベスト3に残りました。この年代では間違いなく日本サッカーは世界トップクラスなのです。
 スピードとパワーがさらに上がり強さが求められるA代表に足りないモノがはっきりと見えてきます。   

攻守にわたりゴール前・・・

 サッカー発祥の地、THE FA イングランドサッカー協会150周年

 1964年東京オリンピック後日本リーグが発足し20数年、1993年にJリーグ発足して今年で20周年の日本サッカー界。イングランドから約100年もの開きがあります。日本サッカーを突き詰めるにはまだまだ時間をかけていいのだと、いやかけなくては本質は掴めないと思わされました。一方でU-12では世界トップクラスという現実。
 知識としてはあったものの突き付けられたA代表歴史の「深さ」と、U-12世界大会で活躍している選手・関係者を観ることができた「嬉しさ」の両方を同時に体感した聖地『ウエンブリースタジアム』。

まるで夢の中にいるかのようでした。

 成田空港で知った2度目の2020年東京オリンピック開催

 トヨタカップ、サッカー天皇杯、サッカー高校選手権とまさに日本サッカーの舞台である聖地『国立競技場』が生まれ変わり、新たな日本サッカーの歴史がぐっと前に動きだすのだな・・・と感じています。

 そしてロンドンでの経験を「アラスで生かす事」がもちろん私のタスク(使命)です

DSC_0246.jpgDSC_0246.jpgDear Roshal and Arvin. It became the business trip to very pleasant London on the coattails of you. In Football birthplace England, I was able to feel the 150th anniversary history. Thank you very much for your advice. Please come to Midoriyama when you came to Japan. I well guide the best place of Japan for you. sincerely yours. from Matsumoto.

ありがとうアルビン(左)そしてロシャール(右)

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箱根ひょいっと・・・ひとり駅伝

2012-12-30

アラス.コラム vol.27

 序章 

 長い距離を走るのもコラムを書くのも久しぶりな私(笑)・・・。
今回は2012年年末、65キロメートルを綴ったコラムです。
どうぞお楽しみください。
DSC_0355.jpgDSC_0355.jpg湘南海岸から望む富士山
 さてここ10年、年末といえば横浜トレセンでのマリノスカップ参加やナショナルトレセンなど、集中した緊張感の中で瞬く間に過ごした年末ばかり。今年はというと、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、3月いっぱいにて地域サッカー協会のお仕事を退任し、アラスに集中すべくさまざまな取り組みをしてまいりました。指導者としての個人的なテーマは「シンプル」。お陰様で緑山スクールも内容の伴った5周年を無事迎えることができました。この年末は特にみなさまへの感謝の気持ちでいっぱい思い出いっぱいの2012年となりました。スクール生のみんなは・・・、チームに入っていなくても、もしくは自分のチームから飛び出してきても、コーチたちといっしょに毎月のテーマに向かって努力してくれる・・・。ほんとに頭が下がります。
(みんないつもありがとう!来年もよろしくねー。)

 第一章 23日計画 24日出発

 さて、自宅が箱根駅伝花の2区、戸塚中継所の手前にある「権太坂」ということもあり、毎年2日3日は東海道(国道1号)で母校の旗をふりながら応援するのが年中行事。いつしかこれを15年くりかえしてきました。幼稚園生だった息子も大学生となり応援する学校も2校に増えました。来年の予定は3校に(?)なっている・・・かなぁ(笑)。この冬休み予定していた伊豆でのアラスU-12合宿大会が人数の関係で参加中止となったこともあり、23日の夜急に「箱根まで走ろう」と思い立ちました。
DSC_0349.jpgDSC_0349.jpg最初の宿泊先は藤沢
 もともと26日に御殿場高原・時の栖に泊まる予定がありました。そこでクリスマスイブの24日出発、二泊三日で箱根湯本を目指す計画にしました。全行程約60キロ、ひとりで3日に分けて走るためには何処に宿泊するのかがポイントです。計画は一日目保土ヶ谷→藤沢17キロ(藤沢宿)、二日目藤沢→大磯18キロ(昼休み)、大磯→鴨宮12キロ(鴨宮宿)合計30キロ、三日目、鴨宮→箱根湯本13キロ。つまり、初日で調整し、二日目に長い距離を走破し、三日目は無理しない距離を残す計画でした。
 とはいえ、走る準備をしていたわけでもありません。朝一番早起きをして、車で緑山にランニングシューズを取りに行き、横浜での用事を済ませ、いつもの桜木町アディダスショップにてランニングバッグやらグッズを揃え、横須賀での大事な用事を終わらせてから自宅についたのが午後3時。今思うとここまでがなりタイトな計画でした。

 第二章 一日目 午後4時出発 保土ヶ谷→藤沢17キロ

DSC_0346.jpgDSC_0346.jpg花の2区から3区頭は長い上りの連続
 夕方の出発ということで、背中のバッグに小さなライトをつけました。走り始めてまず気づいたのは「排気ガスくさいなぁ・・・アスファルトがデコボコだなぁ・・・」。普段、最高の環境にいる私にはとても走りにくくやっかいな路面です。恵まれた環境でサッカーできているということにあらためて感謝する気持ちが湧いてきます。
 そして花の2区と呼ばれる権太坂から戸塚中継所、その先原宿あたりまでずうっと緩やかな上り。実力のある選手が周りの選手たちをごぼう抜きするにはもってこい、の花の・・といわれる所以がようやく理解できました。
そして無事、藤沢にチェックイン。初日の調整的なランニングはどうやらうまくいきました。
DSC_0364.jpgDSC_0364.jpg背負っている荷物は約2~3キロくらい

 第三章 二日目 藤沢→鴨宮 30キロ   

 起床は毎朝6時30分。風呂に入り朝食を済ませ9時出発です。体調も問題なし。今回は「怪我をしないこと」「やりきること」が目標です。予め必要な地図をプリントしていたのですが藤沢駅の周りは複雑で苦労しました。ようやく予定の湘南新道30号に出れました。そこから湘南海岸沿いの国道134号まで抜けていきます。この134号(ワン・スリー・フォー)は最高でした。
DSC_0353.jpgDSC_0353.jpg富士山に感動!気合がはいります
DSC_0354.jpgDSC_0354.jpgほんとうに走りやすかった134号
というのも道の起伏が全くなく、しかも走りやすい歩道がずーと続いていたのです。いつしか予定よりも早いペースであっというまに辻堂、茅ヶ崎、平塚を抜け大磯に入りました。
もちろんサザンを聴きながら・・・♪
DSC_0368.jpgDSC_0368.jpgいきなり江の島があんな遠くに・・・
ここで昼食をとったのですがこれが失敗でした。快調に飛ばしてそのままエネルゲンの補給程度であと12キロ鴨宮まで行くべきでした。
DSC_0369.jpgDSC_0369.jpgとても美味しく癒された古伊勢屋さん
 この店構えにやられました。身体が自然に引き返していました。大磯は鎌倉をコンパクトにしたような城下町風な情緒あふれるところでした。今回は何かを感じることも目的のひとつ。このお蕎麦屋さんはまた是非とも伺いたい理想のお店でした。そば粉は気仙沼工房の小さな機械でゆっくりと引いています。お店のおばあちゃんとおかみさんもとても親切で温かい昼休憩をとることができました。
 しかしー。ところがー。身体がー。うまく動かなくなりました(汗)。
DSC_0373.jpgDSC_0373.jpgなんとか散歩をして疲労回復をはかりました
 きれいなすな浜(正確にはじゃりですが・・・)を散歩してようやく再スタート。この時間くらいから強い向かい風、西風が吹いてきます。12キロの道のりは足首、膝、股関節などの痛みとの闘いでした。約2時間かけて二宮、国府津を超えて鴨宮までなんとか12キロ、二日目は計30キロ走りきりました。ここまで47キロ。
DSC_0376.jpgDSC_0376.jpgこの標識を見たときは感動モノ 遠くまできたなぁ

 第四章 二日目夜 身体のケアは万全   

 鴨宮のホテルでかるくシャワーを浴び洗濯を済ませ乾燥機にかけるといそいそと出かけました。え?休まないの・・・。いやいや歩いて10分くらいのところに温浴施設があったのです。というわけで温泉・サウナ・水風呂にてアイスマッサージ(交代浴)が可能なところを見つけました。計画してたの?と言われると耳が痛いのですが、あらかた私は基本的についている。いやそう思い込んでいるといった方が正しいかもしれませんね(笑)。

 第五章 三日目 最終日 箱根湯本 5区山の神

DSC_0382.jpgDSC_0382.jpgこの辺りはすでに登り
 この日は少し遅めの7時起床。温泉で身体を温め朝食を済ませ9時出発です。足の具合は大丈夫。ストレッチを済ませあらかじめ用意しておいたキネシオテープで痛みの出そうな箇所をケアしていざ出発。まずはウォーキングからスタートし5分後に走り始めます。まったく問題なし。そうなんです、水風呂によるアイスマッサージ(交代浴)は本当に回復するのです。これをはじめてかれこれ10年くらいになりますが、体力を維持する秘訣かもしれませんね。
 小田原城を過ぎ箱根口あたりに差し掛かりました。平地はこのあたりで終わりです。湯本まであと5キロ・・・といった付近から緩やかな山登りが始まります。

ここで自分にある変化が起こります。

今までは、「体力を維持して走りきろう」、「痛みの出ないようにケガしないように」と抑えたメンタルが身体を支配していました。

 第六章 未知との遭遇

DSC_0381.jpgDSC_0381.jpg未知との遭遇である変化が・・・
 そこは、箱根新道の入口で一般道はほとんど歩道の無いけっこうな登りの50M。山道を歩いて迂回するか車のスピードくらい出して登るか選択を強いられました。身体は自然とアクセルを踏んでいました。するとどうでしょう。今まで痛みを感じていた部分、疲労を感じていた筋肉、苦しいと感じていたメンタルが一瞬にして消え「自分のフォームでの走り」が蘇りました。
 「えっ、苦しくない、痛くない。」「よし、予定変更、湯本からもまだ登るぞ!」
未知との遭遇が起こりました。60キロ走ったあとの山登り。ゴールは芦ノ湖。未知との遭遇の扉が開きました。その50Mから5キロ登り湯本駅前を通過・・・、そこからまさに本格的な山登りがスタートしました。
DSC_0390.jpgDSC_0390.jpg湯本から30分 5.5キロ登った先に・・・
 いままでの景色が頭をよぎります。ここまで来れたからこそこの山を登る価値がある。そう自然に思えました。箱根口から登ること45分8キロ、まだまだ行けそうです。60分。一番大きな有名なヘアピンをクリア。10.5キロ、まだいける。

 第七章 落とし穴

 ところが宮の下手前、太平台温泉で急に長い平地があらわれました。しばらくすると足がいきなり痙攣をおこしはじめます。まるで1時間正座してから急に走り出したかのような感覚。無理やり走ろうとして前脛骨筋を初めてつりました。なんど屈伸しても足が元の状態に戻ることはありませんでした。この山登りにはそれ相応の準備が必要ということです。
「やりきったな」とこのとき思い、これ以上無理をする事はしませんでした。
 保土ヶ谷から小田原箱根口まで55キロ、そこから10.5キロ登り、3日間で合計65.5キロのひとり駅伝は終了しました。

DSC_0394.jpgDSC_0394.jpg御殿場時の栖クリスマスイルミネーション

 今回急な思い付きではじまった箱根ひとり駅伝。ほんとうに気持ちの良いとても楽しい想い出となりました。
 何が変わったとか何を得たとか特にわかりません。

しかしながら心の底の方に「小さな自信」

のようなモノがいる気がしています。
さあ、お正月はのんびりしよっと。

 さて、来年の年末は芦ノ湖までいけるかなぁ。
 って、また走るのー???(笑)

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卵が先か鶏が先か

2012-3-3

アラス.コラム vol.26

 子供たちはどうしてサッカーをするのでしょうか。
好きだから?上手くなるため?遊んで楽しいから?勝つため?かっこいいから?将来プロ選手になりたいから?親の期待?

みんなそれぞれ・・・全部正解です。

 サッカーはスポーツです。スポーツとは一体どのようなモノでしょう。

 スポーツはルールが存在し相手チームと競います。ルールを無視してなんでもやりたい放題・・・?それではプレーする側も観る側もすぐに飽きてしまいますよね。世界共通のルールの中で仲間や相手と切磋琢磨しながら真剣に勝利を目指す。試合終了の結果だけではなく、試合当日から試合終了のプロセスまで、数々のストーリーがスポーツのドラマを演出しています。
それはまるで最高の映画のよう・・・。

負けても楽しいのなら・・・。

 エンジョイサッカー、レクリエーションサッカー・・・。きっとそういうニーズもあるでしょう。もしかしたらこれから本気になれるかもしれないし、もしくは真剣勝負の競技スポーツは目指さずに汗をかいて楽しむコトも健康づくりにはいいでしょう。人と楽しくコミュニケーションしたり・・・とても大切なコトだと感じます。

どうしてもっともっと上手くなりたいの?

本物の楽しさは上手くいかないコトの先に潜んでいます。

 負けても楽しい子供は本当にいるのでしょうか?私のつたない経験ですが、小さい子が思いっきり頑張って負けたら悔しくて泣いてしまうのが本気の証です。泣かないまでも負けて悔しくない子は、残念ながら本当の意味で本気で一生懸命プレーしていない子か、まだまだどうしていいのかわからず迷っている段階の子です。・・・最初のうちはそれでいいと思います。いつか自分の心に火がつくときがやってくるまで。

われわれ育成コーチの仕事はその子に本気の火を灯すこと。

漠然と上手くなりたいから練習している。
勝ちたいから練習したら上手くなってきた。

さて、試合で使える技術はどちらでしょう。

そうです、勝つために”技術”が必要なんですよね。

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コラム Column

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